さよならを言う度にいつも ―『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を見て ―
近頃困ったことに、Ev'ry Time We Say Goodbyeのリピート再生が止まらない。元々好きな曲の一つだったけど。それにしても、ここまで聴きまくったことはない。
ヘビロテが始まった切っ掛けは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生*1』見て以来。
それくらい、劇中での、この曲の使い方がすごく意外なもので…、そして、新しい解釈に出会った感じがして…、甚く感動してしまったから。
でも、アナトリ・クナイゼフ*2は、気障な奴だよね。あんな場面でさ、マーサ・ケント相手に歌詞引用するなんてね。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』では、Richard Cheese & Lounge Against the Machineが歌っていたけど。私の「Ev'ry Time We Say Goodbyeだけプレイリスト」を作るとしたら、今の時点では、こんなラインナップ。
- カーメン・マクレエver.
- ダイナ・ワシントンver.
- エラ・フィッツジェラルドver.
- レディ・ガガver.
- ナタリー・コールver.
- ロビー・ウィリアムズver.
- サミー・デイヴィス・ジュニアver.
この他にも誰かが歌ってるのを見つけたら、まだまだ追加して、どんどん聴き比べして行きたいなー、って思ってるところ。
中でも今一番、群を抜いて好きなのは、ナタリー・コールver.かな。今は、このアレンジ具合が一番好きみたい。ナタリー・コールの歌声が、心に沁みわたってきちゃう。いい声。
去年の大晦日だっけ…。
なんか、しみじみ「録音」技術を発明した人って凄いって思わない?だって…いつまでも、いついつまでも歌声を聴けるんだから。
この発明もエジソンだった…?凄いよね…。
因みに、ナタリー・コールver.は、『五線譜のラブレター*4』のサントラver.でもあるからDVDでも聴くことができる。訳詞って、きっと凄く凄く難しいんだと思うんだけど。この『五線譜のラブレター』のEv'ry Time We Say Goodbyeの字幕は、なかなかいいと思う。歌詞を見ながら眠る前に聴いていたら、言葉が胸に響いて、感動しちゃって、涙が。そして、そのままぐっすり眠れた…。
…そう、どっちかと言うと、涙しちゃうような歌だと思うんだ。
なのに『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』では、誘拐・拘束など恐怖を与えるシーンで、Ev'ry Time We Say Goodbyeが使われてたから…もう、本当にビックリしたって訳。
「そういう意味のグッバイなの?」って。
けれど、その使い方に全然違和感がなくて、むしろ凄く合ってた。
だから、その2つのシーンにEv'ry Time We Say Goodbyeを使うことを決めた人も凄いし。コール・ポーターの名曲の力も改めて凄いな、って…やっぱり偉大だなあ、って。そんな感動が冷めやらず、Ev'ry Time We Say Goodbyeのヘビロテ状態絶賛継続中也。
You Tubeでも検索してみたらね、初めて聴くEv'ry Time We Say Goodbyeに出会えた。
シンプリー・レッドver.(official Simply Red)と。
Simply Red - Ev'ry Time We Say Goodbye
カーリー・サイモンver.(Carly Simon VEVO)。
Carly Simon - Ev'ry Time We Say Goodbye
どっちが好き?
聴き比べって楽しい。シンプリー・レッドver.は、凝ったMVで。カーリー・サイモンver.は、明るい曲調になってる。
こうして色々と比べてみると、やっぱり『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のEv'ry Time We Say Goodbyeは、どことなく怪しげな感じに聴こえたかも。
Ev'ry Time We Say Goodbye、他には、どんな映画で使われてるんだろう…。知りたいな。