Kissing like a snapping turtle. ―『クーパー家の晩餐会』を見て―

クーパー➡アリー?

最近、久しぶりにアリーmyLove*1』3rd SeasonのDVDを鑑賞しました。

アリーmyLove』とは、キャリスタ・フロックハート演じる、空想癖のある弁護士アリー・マクビールが主人公の海外ドラマシリーズです。普通じゃない法律事務所を舞台にした普通じゃない弁護士たちのラブコメです。

私が久々に『アリーmyLove』を見たくなった訳は、『クーパー家の晩餐会*2という映画を見たから。

どうしてこの2作品が、私の中で繋がったのか?

それは… 

アリー my Love シーズン3 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 

映画『クーパー家の晩餐会』は、クーパー家の人々が、一人一人、問題を抱えながらも、なんとかクリスマスの晩餐会を無事に何事もなく乗り切ろうとするお話。

ストレス性の過食という悩みを抱えた愛犬ラグスが物語の案内役を務め、クーパー家の様々な愛情模様が語られます。

オムニバス的に、色んなラブストーリーが詰まっている作品です。

ですから、当然、キスシーンだってあります。

その数あるキスシーンの中でも、私が良くも悪くも忘れられない、インパクト大のキスシーンがありました。

 

xxx! 

そのキスシーンとは…、一言で言うと、とっても酷いキスシーン!

キスをするのは、反抗期の少年チャーリー*3と、チャーリーの憧れの女の子ローレン*4

チャーリーがドキドキしながら、ローレンにゆっくりと顔を近付けて行くと…、ローレンが素早くチャーリーに噛み付いた!本当にそんな感じのキスでした。

しかも、間を置かずに何度も何度も何度も!

チャーリーは、ローレンの激しい攻撃…いや口撃!に初めは戸惑いながらも、なんとかそれに応えようと、頑張って噛み付き返します…。

もうね…、全然可愛くないキスシーンを見る羽目になってしまって、なんだかビックリしました!

気付いたら、完全に (゜o゜)←こんな顔でスクリーンを見てました!

しかしながら、この何とも酷い「噛み付き合い」を、映画の前半と後半で、ご親切に2度も!見せ付けてくれたので、遂には、根負けして、笑えてしまいました!

映画の中でも、二人のキスする様子を目撃してしまったクーパー家の面々は皆、困惑気味の苦笑いをしていました。

これ程までに「憧れ」等の気持を全く抱かせないキスシーンというのも結構貴重な気がします。なかなかお目にかかれない面白いキスシーンでした。

 

そして、何を隠そう、このキスシーンこそが、私がアリーmyLoveを見直してみようと思った切っ掛けのシーンなんです。

映画を見て、私はすぐに「"アリー"の噛み付き亀の話」を思い出したんです。

 

その「噛み付き亀」のお話が見られるのは、3rd Season『心が風邪をひいたら*5というエピソード。

 

ロマンス小説にすっかり影響されてしまった、ちょっと冴えない地味なカービーが、学校のカフェテリアで、人気者の女の子キンバリーに突然キスをしてしまいます。

キンバリーはカービーの行動を暴行だと訴え、カービーは学校を停学処分となってしまいます。

カービ―の両親は、「カービーは、前日に読んだロマンス小説に書いてあった通りにしただけ。暴行ではない。」と、停学処分の取り消しを求めます。

話し合いのため、法律事務所に集まるカービ―とキンバリー、そして互いの両親たち。

カービーはキスしただけと話しますが、キンバリーは、

It wasn't even really like a kiss. I mean, I thought he was trying to bite me.

「キスでもなかった、噛み付こうとしてきたの」 と説明します。

キンバリーにしてみたら、学校の皆の見ている前で、自分が少し馬鹿にしていたタイプの男の子に噛み付かれて恥を掻いてしまったと混乱し、人気者じゃなくなって自分も馬鹿にされるのかもと不安になったんだと思います。怒って当然でしょう。

またカービーの方も、停学処分になった上、法律事務所で、自分のキスの仕方がどうだったのか話し合われるという、これ以上ない恥ずかしさを味わったと思います。

兎に角、この時点で、お互い相当傷ついています。

話し合いの末、カービーの停学処分は取り消されたものの、カービーは同級生たちから「噛み付き亀」というレッテルを貼られてしまいます。

この状態で学校生活を送るのを想像すると…、かなり先が思いやられますよね…。

でも、このまま針の筵状態で、カービーを学校生活に送り返さないところが、この『アリーmyLove』というドラマのいいところ。

カービーの案件を担当した弁護士ネル・ポーター*6が、カービーにキスの指南までしてあげます、なんと学校で。

「皆が見てる前で僕にキスしたいって言うの?」と驚くカービーに対して、ネルが言う台詞が、カッコイイんですよね。

それは、こんな台詞。

Mind if I showed you?

It would just take a second.

Well, if I did it in a private place, I'd risk being arrested. You're underage.

Let me just kiss you good-bye, then.

「すぐ済むから教えてあげるわ。隠れて未成年にキスすると捕まっちゃうから、サヨナラのキスをさせて。」と。

すごく素敵ないいシーンです。

ネルとのキスのお陰で、カービーは同級生たちから、今度は羨望の眼差しを向けられます。

可笑しなもので、学校生活って、本当にそんなものかもしれませんね。たった一つの出来事で、一気に地獄にも天国にもなり得る…。多分これでカービーは立ち直れたんじゃないかな?

(ネルは、キンバリーの方もちゃんとサポートしたのでご心配なき様!)

これが、『アリーmyLove』の「噛み付き亀」のお話。

 

…という訳で、私が『クーパー家の晩餐会』を見た後にどうしても『アリーmyLove』3rd Season『心が風邪をひいたら』を見たくなった理由は、お互い噛み付き合ったチャーリーとローレンの姿を見て、噛み付いて失敗してしまったカービーのことを、連想してしまったからだったんです。

 

噛み付きキスの話を長々と書いてしまいましたが!

どちらの作品も、「噛み付いてる」以外にも勿論、素敵なシーンが沢山々々あるので、良かったら是非!

 

アリーの『心が風邪をひいたら』は、アル・グリーングラディス・ナイトといったビッグネームが登場しパフォーマンスまで見られる回で、『アリーmyLove』の中でも私がかなり好きなエピソードの一つです。おススメです!

 

『クーパー家の晩餐会』の方も、キャストがとても豪華ですよ。

中心となるクーパー夫妻を演じるのはジョン・グッドマンダイアン・キートン

そして周りを固めるのは、アラン・アーキンエド・ヘルムズアマンダ・セイフライドマリサ・トメイオリヴィア・ワイルドジェイク・レイシーアンソニー・マッキージューン・スキッブといったキャスト陣です。

そして愛犬ラグスの声は、スティーブ・マーティン

因みに私は、オリヴィア・ワイルドが見たくて、この映画を見に行ったのですが、見に行って大正解でした。

私の中で彼女は、海外ドラマ『The O.C.*7アレックス役のイメージが強かったので、今回の役柄はいい意味で裏切られました。

それに、オリヴィア・ワイルドが演じたエレノアラブストーリーパートは、チャーリーとローレンとは違って、ラブコメの王道パターンでロマンチックなハッピーエンディングでしたよ。

『クーパー家の晩餐会』は、そんな「ロマンチックパート」から「噛み付きパート」まである振り幅の大きい、楽しい映画です。

 

でもどうして『クーパー家の晩餐会』はクリスマスシーズンに封切らなかったんでしょう?

各地、年明けから公開ですよね?不思議ですね? 


「クーパー家の晩餐会」ショート予告

 

噛み付き亀って、こういう意味じゃないよね…、ま、いっか。

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*1:1997~2002年、原題は、Ally McBeal

*2:原題は、Love the Coopers

*3:演じるのは、ティモシー・シャラメ

*4:演じるのは、モリー・ゴードン

*5:原題は、Seeing Green

*6:演じるのは、ポーシャ・デ・ロッシ

*7:2003~2007年