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2015年12月1日開設

ビンガムトンをブックマーク! ―『Re:LIFE ~リライフ~』を見て―

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「ビンガムトン」という地名にピンときた!!ビンガムトン!!大学!!「Re:LIFE リライフ」!!

2015/12/16 02:04

 

偶然、目にしたこの記事。内容を読んでみたら、思わずブックマークしてしまいました!

記事の本文中に「ビンガムトン大学」という名前を見つけて、「この大学知ってる!」と、とっても嬉しくなったからです。

私がなぜビンガムトン大学を知っているか。

それは、ヒュー・グラント主演の『Re:LIFE ~リライフ~*1を見ていたから。

映画『Re:LIFE ~リライフ~』ビンガムトン大学でのお話なのです。

こんな記事を偶々読むなんて、これはきっと、映画の感想をブログに書いて!ってことなんじゃないかな。

という訳で…、今回は『Re:LIFE ~リライフ~』について書いてみることにします。

 

主人公のキース・マイケルズ*2は、今ではすっかり落ちぶれてしまった脚本家、仕事も全くない。

そんなキースに漸く仕事の依頼が舞い込むが、それは大学でシナリオコースの講師をするという仕事だった。

キースは教師の仕事に興味がない、しかも、脚本は才能で書くのであって、教えるものじゃないと信じている。けれど、背に腹は代えられず、仕方なく講師の仕事を引き受けたキースがやって来たのは「文明の果て」ビンガムトン。

キースが、はるばるビンガムトン大学に講師として赴任してくるところからお話は始まります。

 

私は、ヒュー・グラント出演作品をそれなりに見ているつもりでいました。実際、とても好きな俳優さんの一人です。そこで、今までいくつ見たことがあるんだろうと、フィルモグラフィーを確認してみたところ、15作品しか見ていませんでした…思っていたよりも少なくてちょっとガッカリしてしまいました。

そんな私が言うのもなんですが、この映画、久しぶりに大好きなヒュー・グラントが戻ってきた感じがしました。ダメなところもイイところも、毒舌もユーモアも、全部が丁度良い具合で、とてもいい役だなあ、と思いました。

映画館へ2度、見に行ってみたんですが、2度目は、また更に更に、楽しめました。私にとって、きっとこれからも何度も見返したくなる作品になる予感がします。見終わった後、心がホッコリして爽やかに元気付けられます。Re:FRESHって感じです。

 

映画では、「教師なんて」と馬鹿にしていたキースが、最後には、「教える」ということに喜びを見出し新しい未来を踏み出していくのですが、人生どこにどんな出会いが待ってるか本当にわからないものですね。何が自分にとって最良の選択なのか、何が転機になるのか、なんて誰にもわかりません。

キースにとっては、何が一番の分岐点だったんでしょう。勿論ビンガムトンにやって来たことが最大のポイントだとは思いますが、気持ちの変化はどこで起きたんでしょう?

私のとても印象に残ったシーンに、優れた脚本を書いた生徒クレム*3を「一人で頑張れ」と送り出すという場面があります。ここも重要な分岐点なんじゃないのかなと思いました。あのキースの表情。新しい才能を見守る気持と、自分の脚本家としての輝かしい過去に見切りを付けたような…、様々な感情が入り混じった表情をしているように感じました。

因みに、そのシーンには『Re:LIFE ~リライフ~』と同じくマーク・ローレンス監督とヒュー・グラントがタッグを組んだ映画トゥー・ウィークス・ノーティス*4にも出演している、ジェイソン・アントーンも出ていました。

トゥー・ウィークス・ノーティス 特別版 [DVD]

 

また、この映画を見て、改めて、ヒュー・グラントの台詞回しの上手さも感じました。発音の変化で遊んだりする演技とか、自然で上手で、とてもヒュー・グラント的で、面白いなって思います。

例えば、「フローベイ、フローバイ」、「イーザーでもアイザーでも同じ」ってところとか、ヒュー・グラントの台詞の言い方・表情が、すごく面白くて好きでした。

 

それから、私がテンションが上がったのは、ストーリーがジェーン・オースティン*5絡みだったこと!

ヒュー・グラントの出演作品に、またジェーン・オースティンが出てきたー!」って、見ていて嬉しくなりました。

いつか晴れた日に*6ノッティングヒルの恋人*7ブリジット・ジョーンズの日記*8等々、どれもジェーン・オースティンが関係ある作品ですよね。思い浮かんだのはこのくらいですが、他にもありますか?

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今回の「ジェーン・オースティン」は…。

メアリー・ウェルドン教授*9という、比較文学ジェーン・オースティンを専門とする女性が登場します。キースは反ジェーン・オースティン派なので、言わば天敵です。

でも大学での立場は、ウェルドン教授の方が上。着任早々にトラブルを起こしてしまったキースは、ジェーン・オースティングッズウェルドン教授の機嫌をとります。

ジェーン・オースティングッズなんて本当にあるのかなあと、映画の中で、キースがアマゾンで検索していたように、私も試しにアマゾン.comで検索してみました。すると本当に色んなグッズがヒットしました。ジェーン・オースティンが今でもなお、人気があり、親しまれ続けているという証拠ですね。

そんな天敵同士のキースとウェルドン教授。2人の会話には全て「ジェーン・オースティン」が絡んでいて、ちょっと言葉遊びみたいです。気が合わないからこそ生まれてくる面白い会話が見られます。しかし、終盤で2人は一時休戦、和解します。ウェルドン教授がキースに自著を読んでみて欲しいと、原稿を手渡す場面では、そのタイトルに注目です。タイトルも、「ジェーン・オースティン」絡みで面白いです!

 

『Re:LIFE ~リライフ~』、とても素敵な映画で、私は気に入りました。

 

最後に、余談。

キースが「じゃあ僕はデミゴッドか」って言うところ。私は初めて、'demigod’なんて単語を知りました。デミカップとかは知っていたけれど、デミゴッドなんて言うんですね。「デミ」って汎用性のある単語なんですね。

ちょっと勉強になりました。

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*1:原題は、The Rewrite

*2:演じるのは、ヒュー・グラント

*3:演じるのは、スティーブン・カプラン

*4:2002年、原題はTWO WEEKS NOTICE

*5:イギリスの小説家。『自負と偏見 (新潮文庫)』など。

*6:1995年、原題はSENSE AND SENSIBILITY

*7:1999年、原題はNOTTING HILL

*8:2001年、2004年、原題はBRIDGET JONES'S DIARY

*9:演じるのは、アリソン・ジャネイ