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- comme l'ambre -

2015年12月1日開設

私にとって大切な映画 ―『ベニイ・グッドマン物語』―

私がブログを始めようと思ったのは、「映画の感想を書いてみたい」と思ったことが切っ掛けでした。

とは言え、一体どの映画から書いたらいいんだろう…と悩みます…。

そこで、とりあえず好きな映画をいくつか書き出してみることにしました。

ところが、なかなか決められない!

「好きな映画」と言っても、洋画もあるし、邦画もあるし、アニメもあるし。それにジャンルだって多種多様。意外と選べません!あれもこれも状態です。

そこで、少しだけ考え方を変えてみることに。

じゃあ…、「自分にとって大切な映画は?」と。

すると自然と、いくつかの作品を選び出すことができました。

現時点で頭にパッと思い浮かんだのは3本。

その3本の映画作品とは、『ベニイ・グッドマン物語*1、『風の谷のナウシカ*2、『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間*3です。

その中から、今回は『ベニイ・グッドマン物語』について書いてみようと思います。

この映画は一体どういう意味で大切かというと…。

少し大袈裟な言い方ですが、自分の人生に欠かせない映画という意味で大切です。

今まで生きてきて此の方、この映画に親しみ続けてきました。VHSでもDVDでも、一体何回見たのか想像も付かない程、見続けてきました。

一番最初に『ベニイ・グッドマン物語』を見たのは、確か私が小学校に上がる前のことでした。当時ちょうど、ユニバーサル映画創立70周年のフィルムフェスティバルというのをやっていて、要はバイバル上映で見ることができた訳です。

その頃はよく、母親に連れられて、映画館に行った思い出が沢山あります。

ドラえもん」など、子供向け映画作品は勿論言うまでもなく、兎に角、何だって見ました。字幕が読めなかろうが何だろうが、色々と見ました。

そして、映画館と言うと、私は必ず、マドレーヌのことも思い出してしまいます。

それはなぜかと言うと、母と一緒に映画を見る日はいつも必ず、神田精養軒のマドレーヌを食べてから、それから映画館に行くのが定番だったからです。

江戸川乱歩の短編『心理試験』風に言うと、「映画館」と質問されて「マドレーヌ」と答える人物がいたら、それは私かもしれません。読んでる人なら解ってもらえるでしょうか、この例え。

そんな風に、マドレーヌと映画が楽しみだった頃に出会った映画が、この『ベニイ・グッドマン物語』です。

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この映画のストーリーをちょっと紹介。

ジャズミュージシャン、ベニー・グッドマンの伝記映画。

同じくジャズマンの伝記映画で、同じくユニバーサル映画製作のグレン・ミラー物語*4の成功を受けて作られた作品。

シカゴ、フランシスコ通りの貧しい家庭に生まれ育ったベニー・グッドマンが、クラリネットと運命の出会いをし、様々な楽団を渡り歩きながらも、遂には自分の楽団を持ち、新しいスタイルのジャズミュージックを確立し、カーネギー・ホールで大成功を収めるまでが描かれたサクセスストーリー。そしてベニー・グッドマンと、妻となるアリス・ハモンドのラブストーリーでもあります。

 

見所は、やっぱり全編を通じてのジャズミュージック。何度見ても楽しいのは、やはりスイング・ジャズが最高だから。

更に、本物のジャズマン達が本人役で出演しているのも、この映画の素晴らしいところです。

16歳のベニー・グッドマンキッド・オーリー(本人)と出会ったり、ベン・ポラック(本人)と出会ったり。

ベニー・グッドマンが、ジーン・クルーパ(本人)、テディ・ウィルソン(本人)、ライオネル・ハンプトン(本人)と、ベニー・グッドマンカルテットを組むところが描かれてたり。

ジャズマン達の演技を見るのも楽しく面白いです。

 

そして、アリス・ハモンド役を演じているのは、ドナ・リード

とてもキレイな人で、映画を初めてみた時、子供ながらにその美しさに釘づけになりました。子供の頃は、「ドナ・リード」という名前がわからなかったので、いつも「口がハート型の人」と心の中で思ってました。

唇の形がとっても整っていて、口角がキュッと上がっている人が笑うと綺麗なハート型に見えませんか?例えば、日本人の女優さんだと、岸惠子さんとか。「口がハート型の人」って言うのは、そういう意味です。

 

それから、サミー・デイヴィス・シニアも出演しています。"Mr.Wonderful" サミー・デイヴィス・ジュニア父親です。

 

本当に本当に!何度見ても、飽きない映画、私にとって大切な一本です。

きっとこれからも何度も見ると思います、そして毎回感動してしまうと思います。

年月をかけて繰り返し繰り返し見てきたので、この作品以上に見る映画はこの先絶対にないはずです。

ベニイ・グッドマン物語 [DVD]

*1:1955年、原題はTHE BENNY GOODMAN STORY

*2:1984年

*3:2001年、原題はTHE LORD OF THE RINGS : THE FELLOWSHIP OF THE RING

*4:1954年、原題はTHE GLENN MILLER STORY