BGMは、アラニス・モリセット ―『イタリアは呼んでいる』を見て―

アラニス・モリセットの曲に乗せて、イタリアの旅へ

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アラニス・モリセットが歌うコール・ポーターLET'S DO IT,LET'S FALL IN LOVE*1を聴いていたら、今年見た映画の中で、アラニス・モリセットに関係ある映画を見たことを思い出しました。

正確にはアラニス・モリセットは出ていませんが、アラニス・モリセットの曲がかかります*2。そして、アラニス・モリセットの曲について語り合ったり、歌詞にツッコミを入れたり…。

その映画とは、『イタリアは呼んでいる*3です。

これはロードムービーって言えばいいのでしょうか?要は、旅ものです。

主人公はロブ・ブライドンスティーブ・クーガン。イギリスの有名俳優、ロブとスティーブの2人が本人役で出演し、イタリアへグルメ取材の旅に行く映画です。2人はMINIのコンバーチブルに乗って、車中ではアラニス・モリセットを聴きながら、イタリアを巡ります。

この取材旅行の物語は、所謂「中年の危機」もテーマになっていると思います。しかしながら、後ろ向きな様子はあまり感じられません。旅がどんどん進んでいくように、前向きに対処しているように感じられます。

旅の途中で、ちょっとしたアバンチュールがあったり。家族の問題に向き合ったり。改めて、仕事について考えたり。2人して、自身の将来の介護問題や、更には自分たちが「遺体」となった時のことまで具体的に考えてみたり。どの問題と相対する時も、悲壮感は漂いません。

有名人である2人が、普通の人と同じように、現状について悩み、先行きに不安を抱きながらも、日常を豊かに過ごしている様子が生き生きと伝わってきます。

そしてこの映画の見所は、イタリアの美しい景色は然ることながら、2人の繰り広げる会話にあります。何しろ、面白い、この一言に尽きます。

例えば、車中でアラニス・モリセットの歌詞にツッコミを入れながら聴くシーン、すごく楽しいシーンでした。アラニス・モリセット評も少し毒舌でありながらも的を射ている感じです。

そして極め付きは、何と言ってもモノマネ合戦、最高です。

旅の初め、2人は「モノマネはやめよう」と約束します。それにもかかわらず、1軒目の取材先レストランでは、もうモノマネ合戦が始まってしまいます。さっきの約束はどこへやら…結局、旅の間中モノマネ合戦は続きます。色んな映画のモノマネが登場します。特に、印象に残った物まねシーンは、「発音や発声の仕方が特徴的で台詞の聞き取れない俳優モノマネ」。可笑しくて笑いました。

他にも面白いシーンが沢山沢山あったんですが、会話の情報量が多くて書ききれません!!ポンペイ遺跡のシーンとかも書きたいんだけど、なんて説明したらいいんだろう…石膏にアテレコ…自分の説明力のなさを呪う…。

 

もう一度見たいなあと検索してみたら、もうDVD化してました。本当に映画公開からDVD化まであっという間ですね。 

イタリアは呼んでいる [Blu-ray]

 

そうそう。「イタリア」と「発音や発声の仕方が特徴的で台詞の聞き取れない」のキーワードでオススメ映画を思い付きました。ヒュー・グラント主演『恋するための3つのルール*4です。主人公が、ある女性と恋に落ちます、実はマフィアの娘とは露も知らずに。ラブコメです。発音や発声の仕方が特徴的で全く何を言ってるのか分からないマフィアが登場しますよ。とっても楽しい映画です。

恋するための3つのルール [DVD]

*1:五線譜のラブレター 特別編 [DVD]より。

*2:1995年リリース、アルバム Jagged Little Pill

ジャグド・リトル・ピル

*3:原題は、THE TRIP TO ITALY

*4:1999年、原題はMICKEY BLUE EYES