- comme l'ambre -

2015年12月1日開設

「大きな お口の 男の子」

「1月31日」という日に因んで、ちょっとした思い出を。 

私は、「好きなタレントを目の前で見てみたい!」というミーハーな気持ちから、テレビ番組の観覧に参加することが時々あるのだが、中でも、特に思い出に残っている番組観覧がある。

それは、今から15年も前の、2002年

『HR』という、香取慎吾主演のフジテレビ系ドラマの番組観覧だ。

日本では珍しい(?)シットコムスタイルのドラマで、観客を入れての一発勝負のドラマ収録を行うという試みだった。

三谷幸喜香取慎吾がタッグを組んだ作品ということで、当然ながら、観覧希望者は非常に多く、競争率はとても激しいものだった。

私も、駄目で元々!と、思い切って観覧に応募してみたところ、本当に幸運なことに当選し、観客として参加することが叶った、という訳なのだった。

番組観覧当日、収録開始は夜からだったにも拘わらず、私は朝からずーっと落ち着かずにソワソワ、フワフワとしていた。

何しろ、ドラマの収録を見るのはその時が初めてだったのだ。しかも、「慎吾ちゃんの演技を目の前で見られる!」と思ったら、ドキドキせずにはいられなかった。

漸く夕方になって、祖師ヶ谷大蔵駅で下車した私は、ついつい気持ちが前のめりになって、スタジオまで物凄い早歩きで向かったことをよく覚えている。

とても寒い日だったが、寒さなんて全く感じなかった、感じるのはただドキドキ感だけ。

集合時間より、かなり早めにスタジオの玄関口に到着したのだが、もう既に、多くの観覧参加者が待機していて、私はむしろ遅い方の到着だった。

私は、入場を待つ列の最後尾に並び、収録開始を今か今かと待っていた。

暫くすると、いよいよ収録スタジオ内へと案内された。

観覧席は階段状になっていて、先頭の人から順番に階段を上がって、一番上の奥から詰めて座っていく。

すると、列の後方に並んでいた私の席は、なんと最前列だった。

思いがけず最前列となり、私のドキドキ感は、その時点で、もう最高潮に達していたが、、その後に起こる出来事で、ドキドキ感は更なるピークを迎えることになる。

驚くことに、主演の香取くんが観客に挨拶を行う時間が設けられていたのだ。

私は、スタッフの方からの説明、前説、そしてドラマ収録へ、という流れだと勝手に思い込んでいたため、香取くんの登場には心底驚いた。

しかも、近かった!

あまりの近さに、慄いたくらいだ。

観客と香取くんを物理的に隔てるものは、特に何もなかった。

ふと足元に目をやると、自分の靴から、ほんの少しだけ先に香取くんの靴があった。足を前に伸ばしたら届いてしまいそうなくらいの距離で、最前列の私からは香取くんを見上げる形になっていた。

香取くんが立っている場所には、キレイに上からの照明が当たって、銀髪はより一層キラキラと、肌は真っ白に、輝いて見えた。その上、いつもの、あの、人懐っこい笑顔。

なんだか嘘みたいな可愛らしさに加えて、近寄りがたい神々しさもあって、それでいて親しみやすさで溢れていて、、とっても不思議な魅力に吸い込まれるように、見惚れてしまったくらいだった。

私は香取くん目当てで観覧に応募したため、当然彼の魅力は十分すぎる程に分かっているつもりだったのだが、その日改めて、魅力に圧倒されたのだった。

香取くんの挨拶時間は、短時間だったが、観客の心を一気に和ませ、鷲掴みにするには十分だった。本当に、見事な話術だった。

限られた時間の中で、香取くんが、観客一人一人に語りかけるように、観客の目を見て話していたことが、とても印象に残っている。

私も最初こそ、香取くんの登場にすっかり舞い上がり緊張したが、彼の柔らかい笑顔と軽妙なトークに、緊張感は次第に心地良いものへと変わり、その後のドラマ収録本番では、思いっ切り声を出して笑って、楽しく観覧することができた。

(番組観覧の参加者には、番組を盛り上げる使命があるから、カチコチに緊張したままだと、その役目を全く果たせないものね!)

香取くんのあの挨拶には、ただのファンサービスだけじゃなくて、観客の心を解きほぐす意味も含まれていたんだなあ、と収録後に気が付いた私は、その自然な配慮の仕方にひたすら感嘆しっぱなしだった。

スタジオを出ると外はもうすっかり夜が更けていて、来た時よりも更に気温は下がっていたに違いない。けれど、私は、感動と興奮で身も心もホカホカだった。幸せな気持ちで一杯になって、暖かかった。

収録から数日たっても、その感動は簡単には冷めやらなかった。私は暫くの間、「あのね、慎吾ちゃんて凄いんだよ。」なんて具合に、訳知り顔ぶって、熱弁を振いたくて堪らなかった。

本当に貴重な機会を得られて幸せだった。

今でも『HR』は、私の中で強烈に印象が残っている番組観覧体験だ。

 

HAPPY BIRTHDAY!! 

今回、こんなのことを少し書いてみたくなったのは、初めに記した通り、今日という日が1月31日だから。

そう、本日1月31日は香取くんの誕生日なのだ。

何か彼に纏わる一番の思い出を書いてみたいな、と思ったら、これになったという訳。

 

「慎吾ちゃん、いつも元気をくれてありがとう。これからも慎吾ちゃんの素敵な笑顔が沢山見たいなあ!

今、どんな素敵なアイディアが慎吾ちゃんの頭の中に詰まってるんだろう?私には思いもよらないような楽しい世界をどんどん披露して欲しいなあ。

2017年1月31日が、慎吾ちゃんにとって素敵な40代の始まりの日となりますように。」

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